Goblin 380のハンチングの原因が判明しました!
昨年11月のテスト飛行で酷いハンチングに見舞われてからあまりのショックで放置していたという噂もありますが、この度長い冬眠から目覚めたまりもさんはようやく重い腰を上げてなんとか自力で原因を突き止めることに成功しました!
というわけで今回は、そんなまりもの「サクセスストーリー」を最後までごゆっくりご覧ください♪
トラブルシューティング
ネットで「ハンチングの原因」を調べてみたら結構いろいろとヒットするんですよねー。 皆さんも私と同じように苦労したのでしょうか…。
この先人達が記した対処方法を、初心者なりにではありますが疑わしいと思う順番に試してみました。
と、その前にどんな症状だったのか動画でおさらいをしてみましょう。
ひどいですねー。 おしりが大きくふりふりしちゃってますねー。
「これはテールがあやしいのかな?」ということでテール部分から見直してみようと思いました。
テールピッチスライダーの摺動性
Goblin 380のテールピッチスライダーは「組み立て直後はかなり渋いけど、2~5フライトくらいで動きがスムーズになるからそれまで我慢してねー♪」と説明書にも記載されているとおり、初めは本当に動きが悪いんですよね。
でもそれだとラダーサーボが可哀想な気がするので、シャフトにグリスやミシン油を塗ってアタリが付くまで指でせっせと動かしてから機体に組み付けていたんです。
でも飛ばしてみたらあんな感じだったので、「もっとスルスルにしないとダメなのかなぁ」と思い高性能なオイルを探してみました!
そこで見つけたのが「AZ(エーゼット)CKM-001 超極圧・水置換オイル」という上の写真のやつ。
商品説明にある「FALEX試験20020N!!」に釣られてしまいましたw まぁ誇大広告だったとしてもキャンペーン中で安かったから良いかなーって♪
このままだとドバッと出ちゃいますのでオイラーも購入してみました。
左が極細針ノズルで、右は普通のハード針ノズル。 オイルの粘度によって使い分けると良いですね♪
それでCKM-001を使ってみた感じは、ミシン油よりもサラサラなんだけどスライダーを動かした感じではより摩擦に強く油膜切れの心配は無いのかなーって。
というわけでテールピッチスライダーにはしばらくこのオイルでいこうと思います。
あと、何かと評判の良いベルハンマーも買ってみたんですよー♪
グリスはスラストベアリングに。 オイルは普通のベアリングに使ってみようと思います♪
次に、テール廻りを改めてよく見ると気になる所がもう1箇所出てきました。
それは「テールピッチスライダーリンク」というリンクの樹脂パーツ。
このリンクの片方が若干渋いようなのでリューターで削って調整してみました。
たまたま家にあったダイヤモンドインターナルのB4がサイズぴったり!
「さっとひと撫で」でスルスルになっちゃいました♪
でも削り過ぎるとよろしくないので、次は研磨剤でやってみようかなー。 クレンザーを使う人もいるようですし。
クレンザーはお手軽だけれど、水性コンパウンドのリアルカットが良いかもしれませんね。 今度試してみようっと♪
というわけで、このようにテール廻りを見直し「改善を期待してお部屋でホバリング」したのだけれど症状はまったく何も変わらないんです。
うーん非常に残念。
ベルトの張り具合
テール廻りの見直しには妙な自信があったので結構ショックでしたが、気を取り直して次のステップに進みました。
Goblin 380はモーター側もテールもベルト駆動なのですが、その2本のベルトの張り具合でも改善するとかしないとか。
で結果はといいますと、やっぱりダメでした。 ハンチングの変化はまったく見られません。
ハンチングとは関係ありませんでしたが、ベルトを緩く張るのだけは×ですね。 音は大きくなるし振動も出ちゃいます。
スラストベアリングの組み付け
組み付ける時に十分注意はしたのだけれど、一応スラストベアリングの向きや順番を確認してみました。
メインローター側はもちろん、テール側もバラして確認しましたが組み付け間違いや緩み止め剤による固着はありません。
スピンドルシャフトもガラスの上で転がしてみたけれど曲がっているようには見えないです。
ホバリングさせても何も変わらず…。
ローターバランス
続いては前から気になっていたローターバランスになります。
過去記事の「Goblin 380を組み立てよう!(完結編)」でもお話ししましたが、いわゆる静バランス、動バランスの両方を合わせようとしたら大量のテープを貼らないといけないくらい精度がよろしくなかったので静バランスしか取っていなかったんですね。
でもそんな事は言ってられないので、今回は紙やすりで空力に影響無さそうな所を慎重に削って「静と動」の両バランスを合わせてみました。
最初に買ったバランサーは精度の面で不満もあったので、ヒロボーのお高いやつを購入してみました♪
ついでにボールリンクプライヤーも買っちゃった!
1/100gまで計測できる秤で2枚とも同じ重さに調整しました。
これでローターバランスはバッチリ♪
でもハンチングはまったく収まりません(涙)
ESCの接続方法
購入先の店長さんが「はじめは最小構成にするのが基本ですよー」とおっしゃるので、ESCから出ているRPM信号とBECと、あとはフタバの電圧テレメトリーセンサーを取り外してみました。
上からRPM、BEC、電圧テレメトリーです。(スロットルケーブルからもBEC出力はされているのでCGY760Rへの電力供給はされています)
次に「ラダーサーボが他からのノイズの影響によりハンチングが起こり得る」というのをネットで見たので、組み立て時に全て右側から配線していたものを下の写真のようにラダーサーボだけ左から出して他と離してみました。
その他にも店長さんに「設定が間違っている可能性もあるので、このとおりに設定し直しましょう。」とメールでたくさん画像を送って頂きました。 ほんといい人ですねー。
で、その画像の内容と同じようにCGY760Rと10Jを設定してみたのだけれど、ハンチングに関しては何1つ変化は見られませんでした…。
CGY760Rのメーカー点検
もうこうなったらメカが疑わしいかなーということでジャイロを双葉に送って点検をしてもらいました。
その結果ジャイロは問題なし。
双葉さんがおっしゃるには「動作チェックをうちのラダーサーボで一通りしてみたけどハンチングなんて出ないよー。 動画も見たけど左右に均等に振れているからジャイロは正しく機能しているよー。安心して使ってー♪」とのこと。
発送するのは面倒だったけれどアップデートもして頂けたし送ってみてよかったです。 ありがとう双葉さん♪
ラダーサーボの交換
いよいよこの話題も最終局面を迎えるということで、組み立て当初からあやしいと思っていたラダーサーボの交換に踏み切ることにしましたw
サーボだけだとなんだか送料がもったいないような気がするので、ローターブレードも一緒に購入することにしました。
本音は、バランス取りの時に自分でブレードを削ったのが「もしかして失敗?」とか思ったり思わなかったり…w
ということで早速この派手なブレードを取り付けてみましたが、残念ながら?症状に変化はありませんでした。 自己流の削り方も大丈夫だったということでしょうか♪
次に、本命のラダーサーボをジャイロに繋いでとりあえず動作を確認してみることにしました。 すると「あら、なんということでしょう!」 一瞬で違いがわかります! 機体に取り付ける前にわかるんです! もう私わかっちゃいました!w
これで確信したまりもさんはワクワクしながら速やかにサーボを搭載し、いつもの狭いお部屋でホバリングをしてみました♪
すると…
「浮いた! 普通に浮いた! ハンチングがまったく出ない!」
「あんなに酷かったハンチングが収まったよー! ねぇお母さん! 見て見て! Goblin君が飛んだよー!」
「ちょっとまりもうるさい!! テレビ観てるんだから静かにしなさい!!!」って……。
……。
と、まぁそんなわけで組み立ててから数ヶ月経ちましたがようやく悩みが解消されました♪
皆さんにもGoblin君の飛んでる姿をお見せしたいのだけれど、狭いお部屋では絵的にアレなのでとりあえずラダーサーボの比較映像でもご覧ください♪
ね! 比べてみるとおかしいでしょ?
でも組み立て時から変だなぁとは思っていたのだけれど、CGY760Rとの組み合わせだとこんなものなのかなーって。
あれですよね、初めから検証用に「もう1個買っておきなさい」ってことですよね。
まぁでもいろいろと勉強になりましたし、成長も出来たということで結果良かったのではないでしょうか♪
あと話しは少し戻りますが、もしラダーサーボを交換してもハンチングが収まらなかったら「パーツを全部取り換えちゃおう!」と思ってイタリア本国からキットを購入していたんです。
ついでに、あとあと必要になるベアリング等の消耗品もお取り寄せしちゃいました!
ベアリングって結構種類がいっぱいですよねー♪
150$以上の注文で送料無料! ポイントもたくさん付くし、とってもお買い得♪
今回は赤/黒を選んでみましたー。 視認性も良さそうですね!
そうそう、北海道でも3日で届いたのはビックリ! 国内からの購入でも2日はかかるのにね♪
まとめ
いやぁ~Goblin君がまともに飛ぶようになってくれて本当に良かったです!
気分も乗ってきた事ですし、がんばったご褒美としてお高いプロポでも買っちゃおうかなー♪
でも、どのプロポが良いんですかねー? まぁフタバになるとは思いますけれど…。
ということでまた次回お会いしましょう♪