室蘭工場夜景の撮影スポットと撮影方法!あと美味しいやきとりも食べてきたよ!
先日、ずっと前から撮りたいと思っていた室蘭の工場夜景を撮影しに行ってきました。 そして室蘭といえば「やきとり」ということで、美味しいと評判の「鳥辰本店」にも行くことが出来ました。
というわけで今回は私が行ってみた撮影スポットからの眺めと、工場夜景の撮影方法についてお話ししていこうと思います。あと「やきとり」も。
室蘭工場夜景
室蘭の工場夜景って結構人気があるみたいで、撮影ツアーもいくつか企画されているほどです。
そのおかげもあってか、ネットでは数多くの素敵な写真を見ることが出来ますよね。
私も撮影ツアーに参加して、カメラが趣味の皆さんとワイワイ楽しく撮影スポットを巡りたいとか思っちゃうわけです。
でも、まだ初心者なのでカメラの扱いもあたふたしちゃいますし、周りの人と比べて1枚の撮影にすごく時間が掛かっちゃうと思うので、今回は1人で行くことにしました。
ネットで調べてみると、撮影スポットはあちこちにたくさんあるんですよねー。
けれど1日では全部回れそうにないので、その中から気になった場所をいくつか選んでみました♪
大沢高台
まずはじめに、大沢町の高台にある「新日鉄住金」が撮影できるポイントに向かいました。
ここのポイントへ行くには、住宅街の狭い路地を通ることになるんです。 なので通行する際は近隣住民の方々の迷惑にだけはならないように十分注意しましょうね。
あとクルマを停めるスペースも限られるので、先客がいたら「諦めて他のポイントに移動する」という事も必要になると思います。
酸化塔と脱硫塔
このポイントは広い範囲を見渡すことが出来るのですが、その中でもスペースシャトルのようにも見えちゃうカッコイイのが目に留ったので撮ってみました。
真ん中あたりに立っている白いやつがそうです。 これスペースシャトルっぽくないですか?
ん?小さくて見えない?
では「望遠で撮ったやつ」ではなくトリミングしたやつではどうかな?
スペースシャトルには見えない? そうですか… なんだかごめんなさい…。
ちなみに右のが脱硫塔で、左側のやつは字が消えかかってますが酸化塔と書いてあります。
でもいったい何をする設備なのでしょうねこのスペースシャトル。(まだ言ってるよこの人)
新日鉄住金室蘭製鉄所
続きましては新日鉄住金室蘭製鉄所になります。
先程のスペースシャトルも新日鉄住金室蘭製鉄所の一部なのでしょうけど、この建物も新日鉄住金室蘭製鉄所の設備だと思います。
どなたか詳しい方はいらっしゃいませんか? 私にこっそり教えてください。
貯炭場
製鉄所や火力発電所などにおいて、常に一定量の石炭を確保するために貯炭場が必要みたいですね。
右手前側にある黒い山が石炭なんですよ。
集合煙突がいい感じだったのでじっくり撮影していましたら、手前の方から炎のようなものが突然上がり出しました!
短い間でしたが、なんだか凄いカッコよかったです。
さて、まだまだ撮り足りない感じですが、他のポイントも気になるので移動することにしますか。
西埠頭
西埠頭からは、工場と白鳥大橋が海に映っているのが狙えます。
この日は少しうねりがあって像が歪んでしまいましたね。完璧なリフレクションを撮ってみたいものです。
南防波堤付近から見る白鳥大橋
ここのポイントでは、なかなか良い感じの写真になったのではないでしょうか。
集合煙突はキレイに輝いていますし、リフレクションも上品でとっても気に入りました♪
あまりにも美しいので、この2枚の写真はクリックして大きいサイズでも見られるようにしました。
室蘭の人はいいなー。毎日こんな美しい景色が楽しめるなんてー。
次は、向こう岸に渡って工場を近くから撮影してみましょう。またまた素敵な写真が撮れる予感がします♪
JXTGエネルギー
JXTGエネルギーって元の社名は新日本石油とかJX日鉱日石なんですね。昔の名前の方がなんだかしっくりきますね。私も歳を取ったということでしょうか…。
まぁそれはさて置き、ここのポイントでは工場までの距離が結構近いので、設備の細部を撮ってみたいと思います。
あとここで大切なお知らせなのですが、なんと夜中の12時をまわると集合煙突と白鳥大橋のライトアップが消されるようです。先程のポイントで撮影し終わった直後に消灯しました。ふぅ~あぶなかった。
では、目の前に金属感たっぷりな萌え萌えな方たちがいらっしゃいますので、舞い上がる気持ちを抑えてサクッと撮っちゃいましょう。
なかなかいい色をしておられますね。
別のアングルから縦長のも。
なんだか宇宙船みたい! カッコイイです!
紫色のライトもありましたよ。
不思議な色ですね。虫もたくさん集まるのかな?
崎守埠頭手前のポイント
ここは工場までの距離がそれなりに離れているんですね。
ですので、ある程度望遠で撮るのもいいかもしれません。
ちなみにこの写真は100mmで撮ったのをさらにトリミングしているんですよ。
崎守埠頭
南防波堤付近のポイントもそうでしたが、ここもクルマを停めるスペースが広いのでじっくり撮影することが出来ますね。
しかもこんなに素敵な写真が撮れちゃうんです!
複雑な形をした設備が密集しているし、高さもあって照明もたくさん輝いていて、これぞ工場夜景って感じですよね!
これを撮るために遠くからはるばるやって来て本当に良かったです!
ちなみにこの写真も私のお気に入りなので、大きくして見れちゃいますよ♪
撮影方法
夜景の撮影では皆さん御存じのとおり結構長い秒数シャッターを開けて撮るんですね。
ですので三脚は必須となります。 しかもブレに強いしっかりとした三脚と雲台が。
ブレに強いしっかりとした三脚といえばあれですよね、あれ。
そうですGITZO(ジッツオ)です。
しかしジッツオは一つ難点がありまして… それは他の三脚よりも価格が少しばかりお高いということ。
ですがちょっと考えてみてください。初心者だからと初めに数千円の三脚を購入してみても、そのクラスのは使い物にならないらしくすぐに2~3万円クラスのを買い直すそうです。
さらには5~6万円、8~9万円と次から次へと買い直すはめになり最終的にジッツオに辿り着く。
偉大な先人達がおっしゃっていました。お金と時間のムダだと…。
ということですので散財するのは先人達におまかせして私たちは近道をまいりましょうね♪
ちなみに私が使用している三脚と雲台はとっても頼りになるしっかり者で、夜景などの長時間露光撮影には特におすすめです。
それは、必要があればセンターポールなどの色とりどりなアイテムを付け替えることが出来ちゃうジッツオの「システマティックカーボン三脚5型3段 GT5532S」(現行品はGT5533S)と「アルカスイス モノボールZ1-R クイック」(現行品はZ1+)なのです。
軽い三脚が欲しい人には3型がおすすめです。
※追記: 下のリンクは新商品のになります。デザインがおしゃれになっていますね♪
ピント合わせ
カメラを三脚にセットしましたらまずはじめにピントを合わせましょう。
レンズに表示される無限遠マーク「∞」に合わせるのもいいのだけれど、実際は微妙にピントがズレているものですよね。でもライブビュー撮影に切り替えてピント合わせを行う方法なら、誰でも簡単にピント合わせが出来ちゃうんです!
やり方は、まず最初にレンズのフォーカスモードスイッチをマニュアルフォーカス(MF)にします。(間違ってAF-ONボタンを押しちゃう事も考えられるので親指AF派の私もMFにしてます)
次にライブビュー撮影に切り替えたら、液晶モニターで「主題となる構造物の灯り」を拡大表示します。この時、露出シミュレーション機能が搭載されている機種は、シャッター速度などを変更するとモニターが見やすくなります。
フォーカスリングを回してピントを合わせましたら、フォーカスリングが動いてしまわないように、上からパーマセルテープで固定すると安心です。
最後にライブビュー撮影を終了して通常の撮影に戻りましょう。
手ブレ補正
手ブレ補正はOFFにしましょう。
話によると、三脚を使用する際は手ブレ補正をOFFにしないと誤作動をおこしてしまい余計にブレてしまうらしいですよ。 夜景撮影はシャッターを長く開けることになるのでなおさら影響が出るみたい。
バルブ撮影
構図を決めたらカメラの撮影モードを「バルブ」に設定します。
次に、私のレリーズは赤外線タイプですのでドライブモードを「リモコン撮影」にします。
さらに「ミラーアップ撮影」もONにしましょうか♪
ISO感度は100くらいでよろしいかと。
最後にファインダーから余計な光りが入り込まないように黒のパーマセルテープで塞ぎましょう。
露光時間
露光時間は、感度がISO100で絞りがF11の時だと30秒以上もシャッターを開けて撮影していました。最も長い時だと1分近く開けちゃうことも…。
この日は風が弱かったのでついつい煙突から出ている煙を流したくて、長めにシャッターを開けちゃったんですよねー。
ただ後から思ったのは煙の演出はしかたがないですけど、そうでない時、例えばリフレクション(水面の反射)を綺麗に写したいのなら「ISO感度を上げてでもシャッタースピードを短くしたほうがよいのではないか」ということです。
今回撮影した上の方にある写真のように、さすがに50秒も露光しちゃうといかに風がないとはいえ水面が歪んで見えちゃいますので。
というわけで次回からは、せっかく高感度耐性のあるカメラなんだしISO100に執着しないで柔軟に考えて撮ろうと思います。
室蘭やきとり
室蘭やきとりって有名ですよねー! いつか食べたいと思っていたので念願叶ったりです♪
でも室蘭やきとりといってもお店はたくさんあるだろうし、どこに入ったらよいものやら… ということでネットで調べてみました。
するとGoogle先生がおっしゃるには「鳥辰本店さんに行けば間違いないよ」というので早速おじゃますることに。
中に入ると店内は意外と広々としていて長いカウンター席もあり、常連さんと思われる方々やそうでない人?で大変賑わっておりました。
私もカウンター席に座らせていただきメニューを見ると普通の鳥肉のやきとりもあったので豚と鳥の両方を頼んでみました。
ご存じない方もおられるかと思いますのでここでちょっと説明を。
その昔やきとりは高価だった鶏ではなく捕まえた鳥を焼いたりしていましたが、労働者の街室蘭では昭和初期に豚を飼っていたことから「やきとり」に豚モツや、後に精肉を使うようになりました。 そのことから安く手に入るタマネギと豚肉を合わせたやきとりは、今では室蘭名物として多くの人から愛されているというわけです。
なので私の中では豚肉を使用した「やきとり」だけだと思い込んでいたんですねー。
で、その「室蘭やきとり」のお味はといいますと、創業時から継ぎ足して使っている秘伝のタレが道産豚肩ロースを包み込みこんがり焼けて香ばしい香ばしい♪
それにちょこんと付ける洋がらしのコンビネーションが甘辛くて本当に最高なんです!
鳥肉の「やきとり」もそうなんですが素材そのものが良いんでしょうね。お肉が柔らかくてとってもジューシーなんです!
こんな美味しいのを体験したら、もう地元の焼鳥屋さんでは食べられない体になっちゃうかも!?
まとめ
というわけでとっても美味しい「室蘭やきとり」と、さらには素敵な「室蘭工場夜景」の撮影も出来ちゃったので、もう幸せこの上ない満腹満足なまりもでした!