私、カメラが趣味になりまして…

カメラ始めちゃいました物語り。

そのレンズ本当にピントは合ってますか? AFマイクロアジャストメントで調整しよう!

最近「Datacolor Spyder LensCal」というレンズのピントを調整するための道具を購入しまして、今回はこれの使用方法についてお話しをさせていただきます。

Datacolor Spyder LensCalとは

Datacolor Spyderといえばモニター色調整のキャリブレーションツールで有名ですが、Spyderシリーズでは撮影サポート用品としてAFピント調整ツールもラインナップしているんですね。それがこの「Datacolor Spyder LensCal」なのです。

レンズというのは、使用していくうちに徐々にピントが合わなくなる事があるようなんですね。半年に1回くらいでもメーカーのサービスセンターで調整出来ればいいのですが、私みたいに地方に住んでいるとなかなかむずかしいものがあります。

そこでこの「Datacolor Spyder LensCal」というツールの出番なんですねー。

これがあれば自分の好きなときに何度でも調整できちゃう。しかも無料で。(購入時にお金はかかりますが…)

季節の変わり目ごとにだって調整するのもアリです。

もしこんなことをメーカーにお願いしようものなら諭吉さんが何枚飛んでゆくやら…

ちなみにキヤノンでピント調整をしてもらうと「あんしんメンテ プレミアム」というサービスになり、私の所有レンズ「EF35mm F2 IS USM」でも¥8,100-もかかるんです。 さらに、家にいながら修理に出せる「らくらく修理便」を利用しちゃうと、合計¥9,720-になるんです。レンズ1本だけなのに。
あっでもボディーも一緒に出さないといけないだろうから、6Dは¥8,100-なのでトータル¥17,820-でした。 うわぁ~…

まぁでもピントが合っていないまま撮影し続けるのもアレなので仕方ないですよね。

Datacolor Spyder LensCalの使い方

それではさっそくLensCalの使い方を説明していきましょう。

1. LensCalを三脚に設置する

最初LensCalは、畳んだ状態ですので壊さないように組み立てます。

Datacolor Spyder LensCal

壊れそうだけど意外と丈夫かも。

Datacolor Spyder LensCal

続きまして、LensCalの底部にある三脚用のネジ穴を利用し三脚に設置します。

最後にLensCalに付いている水準器を見ながらレベル調整をします。

2. カメラを設置する

カメラを別の三脚に乗せて、LensCalのターゲット面とレンズの前面を平行に設置します。このときカメラのレベル調整も行い、高さはLensCalと同じ高さにしてください。

LensCalとカメラの距離は、フルサイズで「レンズの焦点距離 × 10」が目安となります。 35mmのレンズだと距離は350mmですね。(APS-Cは1.5倍~1.6倍の距離になります)

3. カメラの設定

次にカメラの設定を行います。

手振れ補正

三脚に乗せている時は、手振れ補正が誤作動を起こしブレてしまう事があるようなので、手振れ補正はOFFにしておきましょう。

撮影モード

撮影モードを「絞り優先」か「マニュアル」にします。露出が安定した方がチェックしやすいので、マニュアルモードをおすすめします。

AFフレーム

AFフレーム(測距点やフォーカスポイントとも呼びます)を精度の高い中央1点にします。

絞り開放

F値は被写界深度を浅くしたいので、なるべく小さく設定しましょう。 ただし、開放だと描写が甘すぎる(ぼやけてしまう)場合は仕方ないので1段ほど絞るといいでしょう。

4. AF精度の測定方法

AFフレーム

ファインダーをのぞいて、先ほど選択した中央のAFフレームをLensCalの垂直ターゲット右端にある小さな中心点に重ねます。このとき右の目盛り部分にAFフレームがかからないようにしましょう。 また、ライブビュー撮影では測定をしないでください。AFの動作原理が異なりますので、測定結果が意味のないものになります。

次にレンズのフォーカスリングを回しピントを大きくずらします。(フルタイムマニュアル機構を搭載していないレンズはMFに切り替えてピントをずらしてください。その後AFに戻します)

最後にシャッターを切ります。このときブレを抑えるためにカメラのタイマーやレリーズを使用するとよいでしょう。

5. 測定画像の検証

再生画面で定規の目盛りを拡大表示します。

下の画像のように「0」よりも下にピントが合っている状態を前ピンといいます。逆に上にピントが合っているのは後ピンです。

前ピン

これでAFの精度を確認することが出来ましたね。 では次にカメラの「AFマイクロアジャストメント」という機能を使ってAFの調整を行っていきましょう。

AFマイクロアジャストメントの使い方

調整自体はとても簡単です。 メニューの中の「AFマイクロアジャストメント」をちょちょいと変更するだけです。

ここでは私のカメラ「キヤノン EOS 6D」のモニター画面でお話しを進めますが、キヤノンの中級以上の機種であれば同様の操作で設定出来るかと思います。 他のメーカーでも似たような感じで出来るのではないでしょうか。

1. メニューからAFマイクロアジャストメントに進む

EOS 6Dでは下の画像のように、「メニュー」から「C.Fn Ⅱ:AF」を選択し次に進みます。

AFマイクロアジャストメント

「C.Fn Ⅱ:AF」画面で、9番目の「AFマイクロアジャストメント」を選択しさらに進みます。

AFマイクロアジャストメント2

すると、下の画像のように「全レンズ一律調整」と「レンズごとに調整」が出ますが、ここでは「レンズごとに調整」を選択してQボタンを押し「新規登録」します。

「レンズごとに調整」とはカメラが装着されているレンズを判別し、そのレンズに設定された値を自動で読み込んでくれます。

一方、「全レンズ一律調整」はこのカメラに取り付けたレンズをすべて同じ値で調整しちゃうんです。 これはカメラ側が原因でピントがズレていることが分かっていたり、特別な意図があって調整する場合を除いてあまり使わないようです。

AFマイクロアジャストメント3

2. AFマイクロアジャストメントで調整する

最初は下の画像のように数値は「0」になっています。

AFマイクロアジャストメント4

先ほどLensCalを使用して測定した結果は前ピンでしたので、ここではプラス側に数値を変えてあげます。(前ピンの場合はプラス側へ、後ピンの場合はマイナス側へ数値を変えます)

とりあえず補正値をプラス「7」にしてみました。「OK」のSETボタンを押して次の画面に進みます。(使用レンズがズームレンズのときは、広角側と望遠側の補正値を設定します)

AFマイクロアジャストメント5

下の画像を見ると先ほど入力した値が適用されたのがわかりますね。

AFマイクロアジャストメント6

3. AF精度の確認

AFマイクロアジャストメントで調整した結果を見るために、必ずもう一度AF精度の測定」をしましょう。

なかなか1回のセッティングでは決まらないと思いますので、ピントが合っていなかったら再び上の画像の液晶画面から「変更」のQボタンを押して調整画面に戻り、補正値を入れ直してください。

最終的に下の画像のように「0」にピントが合っていれば調整完了となります。この調子で他のレンズも同様に調整しちゃいましょう。

AFマイクロアジャストメント調整後

まとめ

これでレンズのピントはバッチリになりましたね! よかったよかった。

でも、今回の「AFマイクロアジャストメント」を使ってのピント調整は中級機以上でしか出来ないのがちょっと残念ですよね。 メーカーはこうやって差をつけることによって上位機種を買わせる作戦でしょうか。(そんな作戦に弱い私)

最後になりますが、私「Datacolor Spyder LensCal」をアメリカの有名なところ(B&Hではないです)から購入したんですけど、商品の箱がぐちゃぐちゃ(梱包で使われたダンボールは大丈夫)なのが届きました。 海外通販おそるべしです。

今なら日本国内で買ってもそんなに価格差はないので、日本国内のショップで購入するほうがいいと思いますよ。

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