本日はFreeNASのインストール方法と、まりもがちょっとつまずいて困った時の解決策をわかりやすくお伝えしていきたいなと思います。 といってもインストール自体はおサルさんでも出来ちゃうくらい簡単ですのでご安心を。
FreeNASのインストール方法
FreeNASっていわゆるOSなんですけど、OSをインストールする方法としては昔ながらのCD-Rに焼くというのがわかりやすくていいですよね。
でも先日作った自作NAS(NASを自作する方法)には光学ドライブを積んでいませんし、外付けドライブも残念ながら持っていないので、今回はUSBメモリに書き込みしてFreeNASをインストールしていきたいと思います。
それではさっそくインストールファイルを入手しましょう♪
FreeNASのダウンロード
FreeNASの最新バージョンは公式サイト(https://www.freenas.org/download-freenas-release/)からダウンロード出来ます。
Downloadボタンを押してFreeNAS-11.1-U4というISOファイルを保存しましょう。
インストールメディアの作成
続きまして、ダウンロードしたFreeNAS-11.1-U4をUSBメモリに書き込みます。
でもISOファイルをそのままUSBメモリにコピーしてもブートすることって出来ないんですよねー。
なのでブート可能なUSBメモリにするために、専用のソフト「Win32 Disk Imager」を使用してインストールUSBを作っちゃいましょう♪
その便利なソフトのダウンロード先はこちら(https://sourceforge.net/projects/win32diskimager/)で、Downloadボタンを押してwin32diskimager-1.0.0-installというファイルを保存または実行しましょう♪
この便利なソフト「Win32 Disk Imager」のインストール方法とUSBメモリへの書き込みの説明は、別の記事に詳しく書きましたので見てくださいー♪ (イメージファイルを書き込みたい時に便利なWin32 Disk Imagerの使い方)
ブートデバイスの変更
FreeNASを書き込んだインストールメディアをUSBポートに挿しましたら、UEFI(BIOS)画面に入りブート用USBメモリを優先順位の一番上にもっていきましょう。
あとは保存してUEFI(BIOS)を出るといよいよインストール画面の登場です♪
FreeNASのインストール手順
ここからはキーボードをポチポチするだけなのでとっても簡単ですよー。
最初はこの画面ですね。
そのまま放置しても数秒後に次の画面に変わりますが、せっかちさんはenterキーを押して次に進みましょう。
インストールをするのでそのままenterキーを押します。
この場面でインストール先のストレージを選択します。 上の画像は自作したNASではなく、仮想マシンでのスクリーンショットなのでVMwareなんちゃらになっていますが気にしないでくださいね。
スペースキーを押すと「*」がついてストレージを選択することができます。 ふつうはUSBメモリをもう1つ用意してそれにインストールするみたいですけど、私はこの為だけに買った128GBのM.2 SSDにインストールしちゃいますw
選択したストレージの内容は全部リセットされますけどいいですか?と英語で話しかけられますけど、まったく問題ないからYesで。
続きましてパスワード入力画面ですね。 なにやら2列ありますが下の欄は確認用なので同じパスワードを入力します。
このパスワードは後で設定画面に入る時に必要なのでメモっておきましょうね。
ここではUEFIかBIOSのどちらでブートするか尋ねられます。 私が買ったマザーボード「ASRock H270M-ITX/ac」はUEFIに対応しているのでUEFIを選びました。 まぁどちらを選んでも問題ないと思います。
インストールが始まりましたね。
暗号のようなものが数分間ながれて…
インストール完了。 再起動してね!とおっしゃっております。
3番のReboot Systemを選びます。
はじめてインストールした後は初期設定が走るので起動まで少々お時間がかかります。
そしてこの画面になりましたら起動完了です♪
あとは赤枠の中の文字列をそっくりそのままWEBブラウザに打ち込むと…
FreeNASの設定や管理をすることができるGUIが現れるんですねー♪
Usernameに「root」、Passwordには先程メモっておいたパスワードを入力すると管理画面に入ることができます。
GUIでの初期設定は別の記事に載っていますので見てくださいねー。(FreeNASをインストールしたら最初に行う大切な設定のこと)
FreeNASのインストールで私が困ったこと
通常ならインストールして再起動後の画面にはIPアドレスが表示されるのでしょうけど、下の画像のように英語でなにやら書かれていたり、アドレスが「0.0.0.0」だったりするとGUIに入ることが出来ないんですね。
こうなっちゃった時の対処法を書いてみようと思います。
固定IPアドレスの割り当て
ネットで調べてみると「適当な固定IPアドレスを割り当てたら良い」みたいなことが書いてあって、私もなんとなくマネをしながらいろいろ試していたらなんとかGUIに入ることに成功しました。
その方法ですが、まずConfigure Netword Interfacesに入るので「1」を入力。
続きまして、Select an interfaceも「1」を。(ここでは1つしか選択できませんが、マザーボードにLAN端子が複数ある場合は同じ数だけ表示されます)
Reset network configuration?とConfigure interface for DHCP?は「n」を。
Configure IPv4?は「y」を入力します。
Interface nameは赤枠の「em0」を入力するのがわかりやすくて良いと思います。
次は問題のIPv4アドレスとネットマスクですね。
上の画像は仮想マシンのスクリーンショットなので「192.168.182.129」と「255.255.255.0」ですが、自作NASでは「192.168.~.~」から始まるアドレスはなぜか通らないんですよね。 ルーターを介さずにPCとNASを直接LANケーブルで繋いで外付けHDD的な使い方をしているからなのでしょうけど。
まぁでもいろいろ調べて、IPv4アドレスを「169.254.244.141」にしてネットマスクは「255.255.0.0」で通るようになりましたw
あとはConfigure IPv6?を「n」にして完了ですねー。
お疲れ様でした♪
まとめ
ちなみにシャットダウンは「11」のあと「y」を入力ですが、シャットダウンしてしまうとGUIの方とも切断されるのであしからず。
というわけで次回はFreeNASの初期設定のお話しです。