NDフィルターを購入したので美瑛の白ひげの滝を撮ってきました!
ようやく滝を撮る機会が訪れたので、水流を滑らかな絹糸のように撮影できちゃう、「ND(減光)フィルター」を購入しました!
NDフィルターも各社からいろいろとありますけど、今回私が選んだのは「MARUMI DHG ND64 67mm」になります。
ネットで調べたら、品質が良いのに価格もお手頃との評判なので「マルミ光機」さんのにしました♪
はじめての滝撮影
はじめての滝撮影ということで、どのようにすれば素敵な写真が撮れるのかネットで調べてみましたよ。
それでは順番に見ていきましょう。
シャッタースピードを遅くする
私は水流を滑らかな絹糸のように撮りたいので、シャッタースピードは遅く設定します。
撮れる写真の好みにもよりますが、数秒から数十秒もの長い間シャッターを開けることになります。ちなみにこれを「長時間露光」といいます。
基本的にシャッターを開ければ開けるほど滑らかな水流の写真が撮れるんですねー。
逆に水の流れを止めて「つぶつぶ感」を出したかったら、シャッタースピードを速く設定すればいいんですね。
ND(減光)フィルター
日中の撮影において「長時間露光」をしたいと思うと、F値を最大(最小絞り)まで絞っても写真が真っ白になっちゃったりするんですね。(ユリカメラ先生とヒロキメンの関係も白紙に… のシーンみたいに)
そこで今回購入した「ND(減光)フィルター」の出番なわけです。
これは、レンズに装着したフィルターが太陽の光を減光してくれるので、「長くシャッターを開けていてもちょうど良い露出になる」という代物です。
そのNDフィルターには色の濃さが何種類もありまして、ND2、ND4、ND8、ND16、ND32、ND64…と数字が大きくなるにしたがって、色が濃く(減光量が大きく)なります。
メーカーの説明によりますと、何もつけていない時と比べて1段分ずつ減光してくれるみたいですよ。
ということは私の購入したND64は6段分の減光効果が得られるんですねー。
ちなみに、ND400とかND1000なんてのもありますが、これは「光量を1/400とか1/1000にしてくれる」という意味みたいです。
三脚選び
通常の風景写真とは違い長時間露光での撮影になりますので、ブレに強いしっかりとした三脚を選びたいものです。
私が使用するのはジッツオの「システマティックカーボン三脚5型3段 GT5532S」です。
この三脚、耐荷重が40kgとなっていまして、手でゆすってもビクともしないくらい大変しっかり者なんです。 脚なんてすっごい太いんですよ。この三脚はほんとおすすめです。
ちなみに雲台は、アルカスイスの「モノボールZ1-R クイック」という自由雲台で、耐荷重は59kgとなっております。
※追記: 下のリンクは新商品のになります。デザインがおしゃれになっていますね♪
撮影
美瑛の白ひげの滝は橋の上から見下ろすようにカメラを向けるのですが、やや距離があるため広角レンズでは余計なものが入りすぎてしまうんですね。 なので中望遠の「EF100mm F2.8Lマクロ IS USM」を使用しました。
続きまして構図とピント合わせですが、カメラの機種によってはNDフィルターをつける前にピントを合わせたほうがいいかもしれないですね。暗くなってしまいますからね。
私のカメラ「EOS 6D」はライブビュー撮影時に液晶モニターを撮影結果と同じくらいの明るさにしてくれる「露出シミュレーション」という機能が搭載されているので、NDフィルターをつけた後でもピント合わせが容易に出来るんです。
構図作りとピント合わせが終わりましたら、次はカメラの設定ですね。
カメラの撮影モードはマニュアルモードにしまして感度はISO100です。
シャッタスピードは10秒ほど開けるといい感じの「滑らかな絹糸のよう」になる気がするので、とりあえず10秒に設定してみます。
するとどうでしょう。この時点で絞りはF16なのですが、「露出シミュレーション」にてモニターを確認したところ結構露出オーバーになっています。
感度はこれより下は拡張ISOになってしまいますし、シャッタースピードもあまり速くしたくないので、F値を大きくすることにしましょう。
それではライブビュー撮影モードを終了し、ファインダーも光が入らないようにパーマセルテープで塞ぎまして、露出を変えながら数枚撮ってみますか。
シャッターボタンをポチッとな!(もちろんタイマーに設定してます)
まぁ有名な滝ですので他で見たことがあるとは思いますが…。
この写真は、感度がISO100で、絞りがF32の、シャッタースピードは13秒で撮りました。
本当は絞りをF16くらいで撮りたいので、手持ちのNDフィルターでは減光が足りない感じですね。
次回は昼間ではなく、早朝とかに行かないとダメかな?
まとめ
はじめての滝撮影でしたが、反省点がいくつか見つかりました。
ピクセル等倍で見ると、ブレなのかF32まで絞ったことによる「小絞りボケ」なのか、もしくはその両方なのかはわかりませんが、解像感が若干甘いような気がするんです。
橋の上からの撮影なので、橋自体の揺れもあるのでしょうけど、次回はブレ対策として「ミラーアップ撮影」も取り入れたいと思います!(そんなことも知らなかったの?なんて声が聞こえてきそうですが…)
それではまた~