私、カメラが趣味になりまして…

カメラ始めちゃいました物語り。

HHKB Professional2を使いやすくカスタマイズする方法!

HHKB Professional2を購入して4年くらいになりますが、とっても良いキーボードなので皆さんにもご紹介したいと思います!

HHKB(Happy Hacking Keyboard)とは、株式会社PFUが販売している高級キーボードのことです。 PFUはバレーボールでも活躍されていますね。 じつは私、バレーボールも好きなんです。

スイッチにはこれまた高級キーボードでおなじみの「Realforce」シリーズと同じく静電容量無接点方式が採用されており、東プレからOEM供給されているみたいですよ。

HHKBの良いところ

HHKBの良いところですが、まずはその大きさですね。

HHKB_Pro2

キーひとつひとつの間隔、すなわちキーピッチが一般的に押しやすいとされる19.05mmを採用しながらも、横の長さが294mmという驚きのコンパクトサイズになっているんです。

キーボードがコンパクトだと他にも物が置けたりする利点があるのはもちろんですが、ホームポジションとマウスの距離も近くすることが出来るので、腕や肩が疲れにくくなるんです♪

続いての良いところは、先ほどもちょこっと触れましたがスイッチに静電容量無接点方式を採用しているから。

キーボードでもっとも多く採用されているメンブレン方式や、マニアの方にも人気があるメカニカル方式と違い、その名のとおり接点が無いため耐久性が非常に高いのが特徴です。

メーカーによりますと「チャタリングがなく3000万回以上のキー寿命を実現する」ということです。これなら一生使えそうですね♪

私が使用して感じたのは「なめらかで軽いタッチの操作性」と「キー押下時のブレがない」ので長時間の使用でも疲れにくいなぁと思いました。 また、打ち間違えも減りましたし底打ちしなくてもキー入力が可能なので比較的音も静かです。

最後はなんといってもこの見た目ですね♪ シンプルかつコンパクトで機能美を感じさせてくれます。
色も良いですよねー! 墨(すみ)ですよ墨! テカテカした黒じゃないのがこれまた素敵!

とまぁ良いとこだらけのHHKBですが、工場出荷時設定のままではちょっとだけアレなので、使いやすいようにカスタマイズしちゃいましょう!

キー配列の変更

今更ですが、実は私の購入した「HHKB Professional2」というモデルは英語配列なんですね。

そして英語配列のキーボードって日本語入力の切り替えは「Alt」を押しながら「`」を押さなくてはならないんですね。
HHKBでは「`」が右上の角にありまして、これがちょっと遠いんです。

日本語入力の切り替えは頻繁に行うものなので、できれば1つのキーだけで切り替えたいんです。

そこでキー配列のカスタマイズをしようということなのです。

では具体的に何をするのかといいますと次のとおりです。

  1. 「右Alt」に日本語入力の切り替えを割り当てる
  2. 日本語入力切り替えを割り当てた「右Alt」と、隣にある「右Windows」を入れ替える

まず1つ目は、WindowsのOSに入っているAXキーボード用ドライバを利用することで可能になります。やり方はこのあと説明して行きますねー。

2つ目は好みの問題でしょうけど、私は小指より薬指のほうが押しやすいので入れ替えて使用しています。

ちなみにDIPスイッチの4番目をONにしているので、配列は左からAlt、Fn、スペース、Windows、Altとなっております。

※これから行う作業ではレジストリエディターを使用しますが、間違って不正な書き込みをしてしまうとシステムに重大な障害を及ぼすこともあります。なのでバックアップを取るとともに自己責任において十分注意の上操作してください。

AXキーボード用ドライバを利用する

AXキーボード用ドライバを利用するにはレジストリをちょこっとだけ書き換えるんですねー。 落ち着いてやれば大丈夫ですよー。

ここからはWindows 7での説明になりますが、ほかのOSでも似たような感じで出来るかと思います。

ではまず、パソコンにAXキーボード用ドライバkbdax2.dll」が入っているか確認しましょうか。

driver

上の画像のようにエクスプローラーで「System32」をシステムが入っているドライブから検索します。
もしくはふつうにコンピューター → ローカルディスク(C:)→ Windows → System32と進んで「kbdax2.dll」があるのを確認しましょう。まぁ間違いなくあるんですけど一応ね。

AXキーボード用ドライバが確認できましたら次に進みましょう。

レジストリエディターを開く

regedit

スタートボタンをクリックして表示される検索ボックスに「regedit」と入力しレジストリエディターを開きます。

Parametersまで進む

コンピューター → HKEY_LOCAL_MACHINE → SYSTEM → CurrentControlSet → services → i8042prt → Parametersと進みます。

alt-before

すると上の画像のようになります。ここでは必要な項目だけを変更しますが、それは次の3つ。

  1. LayerDriver JPNのkbd101.dll
  2. OverrideKeyboardIdentifierのPCAT_101KEY
  3. OverrideKeyboardSubtypeの0x00000000(0)

それではまず、1番目と2番目の文字列を変更します。

はじめにLayerDriver JPNの上にポインターをもっていき、右クリックをして修正を選択します。

alt-edit

すると上の画像のように文字列の編集が開くので、値のデータという項目にkbdax2.dllと入力しOKをクリックします。
同じように、2番目のOverrideKeyboardIdentifierの文字列をAX_105KEYに変更します。

続きまして、3番目のOverrideKeyboardSubtypeの値を変更したいと思います。

先程と同じようにOverrideKeyboardSubtypeを右クリックしDWORD(32ビット)値の編集を開きます。

alt-edit-2

上の画像のように1と入力しOKをクリックしましょう。

以上でAXキーボード用ドライバを利用するための設定が終わりました。あとはシステムを再起動すればドライバが有効になり、右Altキーで日本語入力切り替えが出来るようになります。

でもその前に、念のため間違って入力していないかもう一度確認しておきましょう。

alt-after

変更箇所が上の画像のようになっていれば大丈夫です。ちなみに変更した値は次のとおりです。

  1. LayerDriver JPNのkbd101.dllをkbdax2.dll
  2. OverrideKeyboardIdentifierのPCAT_101KEYをAX_105KEY
  3. OverrideKeyboardSubtypeの0x00000000(0)を0x00000001(1)

次は、日本語入力切り替えを割り当てた「右Alt」と、隣にある「右Windows」を入れ替える作業に入りたいと思います。 必要のない方はシステムを再起動して、右Altキーで日本語入力切り替えが出来るか確認してみてください。

右Altキーと、隣にある右Windowsキーを入れ替える

この作業も引き続きレジストリエディターから行います。

コンピューター → HKEY_LOCAL_MACHINE → SYSTEM → CurrentControlSet → Control → Keyboard Layoutと進みます。

layout-before

次に、Keyboard Layoutが選択された状態で上部の編集から新規 → バイナリ値をクリックします。

layout-middle

そして名前をScancode Mapに変更し、右クリックしてバイナリ データの修正を選びます。

layout-0

するとバイナリ値の編集画面が出ますので、とりあえず何も考えないで00を8つ1列目に入れてみてください。
どうでしょう。なんとなく感覚が掴めましたか?

それでは次に2列目ですが、最初の文字に03を入れます。そして00を3つ入れましょう。 これで2列目の半分が埋まりましたね?

layout-1.5

さてここからはちょっと説明を入れながら進めましょうね。

各キーにはそれぞれスキャンコードというのがありまして、これから変更する右AltキーはE0-38、右WindowsキーはE0-5Cとなっております。
でもこのスキャンコードをそのまま入力していいわけではなく、右Altキーは38-E0、右Windowsキーは5C-E0というように、なぜか左右入れ替えるルールがあるのです。 このルールについて詳しく知りたい方はGoogle先生に聞いてくださいね♪

というわけで2列目の残りと3列目は下の画像のように入力してみてください。ちなみに半角英数の小文字で大丈夫ですよ。あとハイフンはいらないです。

layout-3

入力出来ましたらOKをクリックして最終確認してみましょう。

layout-after

間違いがなければシステムを再起動して、今回レジストリエディターで変更したキー配列を有効にしましょう♪ お疲れ様でした。

まとめ

バイナリ値の編集画面で入力した数値の意味を、私なりに簡単ではありますがちょこっと説明しますね。

layout-color

1列目はバイナリヘッダといいまして、必ずつけなければならないみたいですよ。

緑枠の03は、その後の青枠がいくつあるか?ということらしいです。

2列目の青枠は、38-E0(右Alt)に5C-E0(右Windows)の機能を与えるということみたいです。
このままだと右Windowsが2つ存在してしまうことになるので、3列目で5C-E0(右Windows)に38-E0(右Alt)の機能を与えて結局は2つのキーを入れ替えてることになるんですねー。

というわけでお話が長くなってしまいましたが、HHKB Professional2などの英語配列キーボードがより使いやすくなるので是非ためしてみてください♪

HHKB-Pro2



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