プリウスを買ったらバンパーが割れていたので板金塗装をしてみた♪ それとドアの錆補修も!
世間では何かと話題になってしまうプリウス君ですが、近くのトヨタディーラーで格安販売されていたので思わず飛びついてしまいました。 しかも保証のないアウトレット中古車に…。
でもまぁ燃費も良いことですし、ラジコンもたくさん積めちゃうから私にはちょうどいいかなーって。
ですがこのプリウス君、格安なだけあって見た目がとにかくボロっちいんです。 それがあまりにもカッコ悪いもんだから、ちょっとだけ自分で直してみることにしました!
ちなみにこの上の写真は補修後のやつで、例のカナディアンワールドで記念撮影をした時のものです。
補修箇所
それでは補修前の状況をいくつか確認して行きましょう。
まずはじめにフロントバンパーなのだけれど、このように右ウインカー上部が割れてしまっていますね。 しかも前オーナーの補修の仕方がカッコわるい…。
続きましてこちらもフロントバンパーなのですが、リペアしようとする気持ちは分かりますけれど、もう少し何とかならなかったのでしょうか…。
ここは塗装にヒビまで入っちゃっています。 こういうのをキレイに直すには塗膜を相当削らなければなりませんね。
ちなみに塗装のヒビ割れは広範囲に見られますので、塗り方は部分塗装ではなくバンパーまるごと塗る一本塗りを行います。
そして、お次は右のサイドステップ(サイドマッドガード)になります。
前のオーナーさん、縁石などはお構いなしに運転していたのでしょうか…。
あらっ、左側なんか完全に割れてしまっていますね。
そしてこれはリアバンパー。
このゴテゴテした補修剤みたいなのがほんとカッコ悪いです。
最後に、左フロントドアの錆による腐食。
このあと塗装を削ってみたら、悲しいことに思っていたよりも錆が侵食しちゃっていました。 しかもパテ付けされた形跡も…。
塗料関係
というわけで補修作業は結構大ごとになりそうだったので、ネットでいろいろ調べて塗料や道具はそれなりの物を揃えてみました!
それでは順番にご紹介して行きたいと思います♪
はじめにご紹介致しますのは、1液型ベースコート塗料 “プロタッチ” になります。 購入先の商品説明を見て、なんとなく1液型を選んでみました。
クリヤーは2:1のマルチトップクリヤーSHを選択。
肉持ち感のある美しい仕上がりが得られるようです。
プラサフは、ミラクルプラサフHB。
この商品、研ぎがとっても楽なんですよー♪
次に、バンパーなどの柔軟性パーツに必要な “柔軟性硬化剤” のご紹介です。
このエコマルチハードナーフレックスは、上にあるプラサフ、プロタッチ、クリヤーの硬化剤として使用します。
続きましては万能プライマーでお馴染みのミッチャクロンマルチですね。 なんとこの商品、お手頃価格なのにポリプロピレン製バンパーのPPプライマーとしても使用出来ちゃうという優れものなんです!
で、こちらはPP対応のバンパーパテ。 SOMAY-QのニューエイジパワーアップⅡ。
ドアの錆には、これまたSOMAY-Qのサビ転換剤を選んでみました。
今回一応サビは全部削り落すのだけれど、念のため錆の発生も防いでくれちゃうこの “必殺錆封じ” を塗っておけば安心かなーって。
そして、中間パテにはビルドアップを。
パテ板はステンレスが貼られたものを選んでみました。 通常の物よりお掃除が楽できるのでオススメです♪
パテベラはとりあえず3種類用意してみました。
左から45mm、60mm、75mmになります。
あと、脱脂には家にあった右側のシリコンオフを。
あっそうそう、写真は撮り忘れたけれど洗浄用シンナーも一斗缶で用意しました。
計量器と塗料容器
硬化剤やシンナーの配合比率は正確にしなければならないということで、こちらの計量器を購入してみました。
A&DのSH-2000になります。
2,000gまで量れちゃいます。
塗料容器はこちらがオススメ!
使い捨てだけれど、洗浄用シンナーで洗って何度でも使うことが出来ます。
ストレーナーはブルドックが人気のようです。
100枚入ってとってもお買い得♪
あと、ごく少量しか配合しないパテ用硬化剤の計量には、1/100gを正確に量ることが出来るHT-120が使いやすいです♪
その他必需品
その他にもこのような物が必要となります。
上の写真は、ポリノズルとタッククロスと洗浄用の刷毛。
タッククロスとは、塗装面のホコリ等を簡単に拭き取るためのベトベトした布なんです。
これは足付け作業を楽にしてくれるウォッシュコンパウンドという液体です。 スコッチブライトに付けて軽く擦るだけで足付けと脱脂が出来ちゃいます。
次に、はじめはマイナスドライバーで済まそうと思って用意しなかった缶オープナー。
作業を始めてみると、マイナスドライバーでは何かと不自由なので買い足しちゃいました。 本当あると便利。
最後はマスキング関係ですね。 なぜかここには写っていないけれど、マスキングテープはたくさん用意しておくといいです。
スプレーガン
スプレーガンってなんだかカッコイイですよねー。 でも、見た目だけで選んでいいわけではなく、コンプレッサーのエア吐出量との組み合わせがとても重要なんだそうです。
でも、家にはパソコンのお掃除用に買ってあったマキタのAC461XLしかないんですよねー。 新たにコンプレッサーを揃えるとなると大量の諭吉さんが羽ばたいて行きますから、出来ればこれを使用したいところです…。
で、このコンプレッサーのエア吐出量を調べてみたら、140L/minと説明書に書かれていました。
このことから、小型のスプレーガンであれば十分使用可能と思われるので下のスプレーガンを選んでみたんです。
ジャ~ン♪ デビルビスのSRi-Pro LITEを買っちゃいましたー!
口径1.0mm、パターン幅180mm、エア消費量も100L/minとなっているので、このコンプレッサーでも余裕たっぷりですね♪
後継機のPRO Lite-Sが発売されたようです。
そして、手元でエア圧を調整すると塗装も上手くいっちゃうみたいなので、アネスト岩田の圧力計も購入しました。
ハイカプラはMach(マッハ)のA-120 22DPFを選択。
こんな感じで合体です!
エアホースもマッハで、柔らかいスムージーホースにしてみました。
執拗いようですが、エアフィルターも信頼のマッハです。
ちなみに、パソコンお掃除用にはスーパースムージーを使用しております♪
柔らかくてとっても扱いやすいんですよ♪
補修剤
PPバンパーの補修剤には本格的なものを選んでみました。
グラスプという板金塗装屋さんでも使われている確かな商品です。
なので、お値段は結構しましたw
でもそのかわり、専用補修ガン(AG-21N)の造りが他の物とは違うんですよねー。
さすがMADE IN JAPAN。
安全衛生保護具
防毒マスクは定番のシゲマツさんです。
GM76-sの本体に、ペイントメイトLというフィルターも付けるとさらに良いみたいです。
吸収缶を2つもサービスしてくれちゃいました! ぺいんとわーくすさんありがとうございます♪
研磨材
研磨材にはKOVAX(コバックス)のフィルム状研磨シートが断然オススメですよね!
このコバックスを一度でも体験してしまうと、とてもじゃないけれど普通のサンドペーパーでは使いづらくてやってられませんw
ちなみに私は、スーパーアシレックスを気軽に体験出来ちゃう “お買い得セット” を購入しました♪
このような専用パッドに簡単に貼り付けて使うことも出来ちゃいます。
他にも、用途により使い分けると作業が捗るということでパッドをいくつか追加してみました。
ちなみに左上のMO-HNはオービタルサンダーに取り付けて使用するものです。
で、本格的なオービタルサンダーは残念ながら家にはありませんので、代わりに油膜取り用に買ってあったリョービのS-555Mを使用することにしました。
そして、とりあえずこのサンダーに合いそうなパッドをコバックスから探し出してみました。
お店の説明によると、MOベースを間に挟むことで研磨ムラを抑えることが出来るようです。
こんな感じで取り付けてみました。
でも、S-555Mのマジック式パッドとコバックスでは相性があまりよろしくないみたいで結構簡単に剝がれてしまうんですよね…。
なので、サンダー付属のマジック式パッドを剥がして、上の方でご紹介したコバックスのMO-HNを直接貼っちゃいました!
すると当然ですが、コバックス同士ということで接着力もバッチリになりとっても作業がしやすくなりました♪
あっそうそう、言い忘れていましたがパテやグラスプを削る時にはガイドコートを併用すると綺麗に仕上がります。
あと、そのほか用意した物といえばタレが発生した時に役立つトレカットと、磨きの時に使用するスーパーバフレックスですね♪
トレカットはトレブロックと組み合わせて使用します。
磨きに使用するポリッシャーは、なぜか家にあるケヰテックのMaiⅡを。
メーカーによると、史上最強のシングル回転というのが売りみたいです。
ポリッシングパッドは、パパの好みでG&Tのものに変更してあります。
コンパウンドもG&Tのリアルカットがお気に入りのようです。 やっぱり水性だからかな?
補修完了
補修が完了したということで、どの程度まで直ったのか一緒に見て行きましょう。 ちなみに雪が積もりだしてから撮影したものなので氷の粒があちこちに挟まっていますが気にしないでください。
まずはじめにフロントバンパーになります。 ウインカーレンズ右上のやつは小さな氷柱です。
こちらも右フロントバンパーです。 大きく折れ曲がっていましたがここまで修正出来ました。
次は右サイドステップになります。 ドアとの隙間には氷の粒が…。
そして完全に割れていた左サイドステップ。 小さな氷柱と氷の粒は気にしないでね♪
ゴテゴテと補修剤を盛られていたリアバンパーもこの通り。
最後に錆て腐りかけだった左フロントドア。 綺麗にはなりましたが、はたして何年持つやら…(※補修から4年経ちますが今のところ補修した箇所は全て異常なしです)
まとめ
いやぁ~クルマは安かったんですけど、補修にかなりお金が掛ってしまいましたね(笑)
でも、今回揃えた物はラジコンの塗装にも使えるので良しとしましょう♪